伝える言葉を変えれば、見える世界も変わる!
道端に座り込む盲目の老人。ダンボールの看板には「I’m blind. Please help.(私は目が見えません。助けて下さい。)」の文字が。
通行人のほとんどはそのメッセージに目もくれず、素通りしていきます。恵んでくれる人もいますが、老人の足元にコインを乱暴に投げ捨てるような状態。
するとそこへ、黒いコートにサングラスを掛けた女性がやってきます。一度は通り過ぎるものの、戻ってくるとおもむろに老人の看板を裏返して何やら書き始めます。老人は不思議そうにその人物の足元を触って確認します。
女性が書き終えて、看板を元の位置に戻すと、すぐに立ち去ってしまいます。
途端に、通行人たちが次から次へとコインを恵んでくれるようになります。しかも、最初とは明らかに違って老人を気遣っているようにも感じられます。
しばらくして女性が戻ってくると、老人は――
What did you do to my sign? – 私の立看板に何をしたんだい?
女性は――
I wrote the same. But different words. – 同じことを書いたのよ。別の言葉でね。
そして新しい看板のメッセージには、次のように書かれていました。
It’s a beautiful day and I can’t see it. – こんな素敵な日を、私には見ることが出来ません。
動画の締めくくりにも、深いメッセージが。
▼ ▼ ▼
Change your words. – 言葉を変えよ。
Change your world. – 世界を変えよ。